しがない庶民のモノローグ

当ブログの管理人の【お餅】と申します。このブログはなにがテーマなの?テーマなどありません。思ったこと、今日の出来事などを日記感覚で書いていきたいとおもいます。こんな感じでいつまで継続できるかわかりませんがマイペースにはじめていきたいとおもいます。

【大工】法隆寺、五重の塔の構造が面白い



皆さんご存知五重の塔今回はこちらについて少し書いていこうとおもいます!

はじめに、

はっきりいってわたしは日本の歴史がものすごく苦手です、苦手なのですごく嫌いです。人物の名前がまったく覚えれない。〜時代に〜がありました!などまったく覚えれない。戦国武将とかもまったく興味がありません。

なのになんでこの場に及んで法隆寺、五重の塔の事を記事にしようと思ったかというと、、、

以前大工仲間の友人(雑学王であり大工マニアでもある)と飲んでいる時にその友人の話が物凄く興味深い話だったからです。

そのはなしが法隆寺、五重の塔の話だったのです。

五重の塔

五重塔(ごじゅうのとう)は、仏塔の形式の一つ。層塔と呼ばれる楼閣形式の仏塔のうち、五重の屋根を持つものを指す。下から地(基礎)、水(塔身)、火(笠)、風(請花)、空(宝珠)からなるもので、それぞれが5つの世界(五大思想)を示し、仏教的な宇宙観を表している。

※引用元 Wikipedia

現存する木造建築の五重の塔としては世界最古のものらしいですよ! 外観が素晴らしい建物ですよね!奈良観光ではかならずといっていいほど足を運ぶ場所の1つですね。 皆さんも修学旅行などで一度は行ったことがあるとおもいます。行くと必ず外観の素晴らしさを写真に残しますよね?わたしみたいな建築業の人は これだけで済まないんですw職業病みたいなものなのでしょうか?こういった昔ながらの建物を見ると「構造どうなってるんだろ?」と物凄く気になります。なので実際中に入って作りをまじまじと観察したくなるんですw

五重の塔の構造

友人が以前 中に入る機会があったのでじっくり観察したらしいです。

五重の塔は建物中心部心柱(しんばしら)という柱が通っています。この心柱は長さが30メートル、直径60㎝、重さが数十トンある立派な柱です。(建物を支える役割?) この心柱実は、、、、

宙に浮いてるらしいです!!

ふわっと浮いてるんではないのですが地面に着かず10㎝ほど空間があるみたいです。

建物を支えるために存在するのだとしたらなんで浮いてんの?てなりますよね。これすべて計算の上でこのような風になってるみたいです。

なんの為の計算?

2つの理由があるみたいです。

「心柱制振」

このように宙に浮かすことによって耐震になっている。地震がおこるとこれが振り子状態になって振動を和らげるみたいです これは勝手な憶測ですが、歩道橋や陸橋を歩いたことありますよね?実際歩いているとあれめちゃくちゃ揺れてるの感じませんか?おそらく地震などで働く力を分散させる作りになっているのだとおもいます。それと同じ原理なのじゃないでしょうか?

「ひずみ防止」

木造建築はかならず長い年月が経つとひずんできます。雨などの水分を吸うと木は伸びたり縮んだりするからです。

このひずみによって心柱屋根を突き破るのを防止するための 若干のゆとり空間の為でもあるみたいです。

地震大国日本

日本は地震大国だと言われています。なので近年の日本の家づくりはかなりシビアなものになっています。プレートや金物で家をガチガチに固めて 地震に耐えられる家づくりが基本となっています。

時代が進化していくに連れて耐震用の金物、プレートも進化していってます。

では昔の建物はどうだったの?という疑問がでてきます。

おそらく今現在建てられていく家よりは金物、プレートなどの使用箇所は少なかったと思います。

じゃあ今の時代に建てられる家よりモロく崩れやすいといったらそうではありません。

一言で言えば昔の家はかなり丈夫です。

このような耐震プレート、金物を使わず(一部使用はあると思う?)にすべて木や、木の組み方などで耐震をとっていたらしいです。

実際に五重の塔3.11の大震災の時に損傷を受けずに残っています。それほど古人の知恵と技術は素晴らしいのです。

スカイツリーにもこの技術が使われてる

世界一高い鉄塔スカイツリーにもこの心柱制振が使われてるみたいですよ。古人の知恵は現代にも応用されているみたいですね。五重の塔を誰が建てたのかわたしは知識不足で知りませんが。 すげぇなそいつというかんじです。

最後に、、

こんな感じで五重の塔の構造の面白さをお伝えしたのですが、あくまでも友人からの話なのでもしかしたら間違った箇所もあるかもしれません、、実際興味がある方はネットで検索してみてください。おそらく8割方はあってるとおもいます。

わたしも機会があれば実際現地にいってこの目で見てみたいです。 皆さんも観光などでいく際は外観を写真に収めてハイ満足!だけではなく、まじまじと建物の中を見てみるのはどうでしょうか?? また一味違った楽しみ、発見があるかもしれないですよ。

それと、、

友人の話はここで終わった訳ではありません。まだ続くんです!そこで次回は大工の神様の話を記事にまとめてみたいと思います!!!

興味のあるかたまた読んでもらえるとありがたいです!!!